塾長雑感 第8回 Windows 365 2021年12月04日 #269

 Microsoftは2019年9月30日、これからWindows10/11は、次の方法でユーザーに提供すると正式に発表しました。毎月毎月ウチに利用料金を支払ってもらうし、強制的にリモート操作でウチのデータセンターを利用してもらうし、と。それはあたかも「Windows」はもう誰にも渡さない、と宣言したかの様に見えて、激震が走ったものです。なぜならMicrosoftが巨万の富を築くことができたのは、「Windows」を強制的に「購入」「所有」させてユーザーのものにしてあげてきた戦略のおかげだったはずなんですから。PC本体がメーカー製だったらバンドルで、自作機だったらライセンスで、っていう。それをここにきて「サブスク リモート」にしますって一体何があったんだMicrosoft???

 しかしながら私にとってみればそれは全くの逆、よくぞやってくれたMicrosoft!でした。というのも、はるか昔2011年からずっとこの「サブスク リモート」形式こそがWindowsユーザーにとって最も有益な提供方法だと信じ「oneCLOUD」を世に問い続けてきたことにつき、遂にあのMicrosoftからお墨付きをもらったかのようなものだったからです。

 サービス内容は以下のような関係性になります。
Windows 365(クラウド PC)(←クリック) = onePCシングル(←クリック)
Azure Virtual Desktop(←クリック) =onePCシングル onePCマルチ(←各クリック)

 「賃貸」方式であれば、不具合等を解決する責任が提供者側にあるとできることが多く、この点に限って言えば、所有する場合より利用者にとって有利だと言えます。例えば住居であれば賃貸の場合、換気扇等の修理だってずっと家主にお願いすることができます。こんな楽なことって無いと思うんです。所有する持ち家だと当たり前ですがこうはいきません。

 本家Microsoftより8年も前に全く同じサービスを提供しています。安心してお選び下さい。